企業法務の案件で裁判でも戦える弁護士
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Q.開業を目指されたキッカケはなんですか?
漠然とではありますが独立することは元々考えておりました。
法曹資格を取得した時の年齢が40代半ばということもあり、
今後のライフプランについて考えるきっかけがあり、資格取得後は早期に独立したいと考えていました。
アソシエイトとして就職していた法律事務所(福岡)の東京事務所代表を2年間任され、その期間の満了時に独立しました。
ーーー独立に不安はなかったのですか?
なかったです。
今後の人生について考えると、逆に独立しないと将来不安でしたね…
司法試験でよほどの成績を残さないと、有名事務所には入れないことを考えると、自分で考えてやっていくことを考えていました。
実は20代の時にも試験にチャレンジしておりましたが、失敗して、サラリーマンになっているので雇われの身の怖さというものも感じていたのもありますね。
Q.弁護士を目指したきっかけはなんですか?
大学で法学部に入り、せっかくなので法律を深く学んでみたいと思っていたんです。
後期に入ってゼミを選択することとなり、たまたま入った民事手続法のゼミで、
司法試験にチャレンジする先輩や、実際に法曹として活躍している先輩方の姿をみて、
自分もチャレンジしてみたいと思うようになりました。
Q.依頼者から相談を受けるときに意識をしていることや、大切にしていることはありますか?
傾聴ということばをよく耳にするが、一言でいうとそういうことだと思っています。
相談者のお話をよく聞くことにより、発覚している問題点のみならず、見えていない根本的な問題点まで見つけることにもなります。
紛争を法律問題とだけ見ないようにすること。あくまでも、法律は解決のための手段であり、その手段の中の一つであって、万能なものでもないことも常々意識しています。
Q.お客様にどういう事務所だと言われることが多いですか?
フットワークが軽くて、あんまり弁護士っぽくないと言っていただけることが多いですね。
前述の通り、普通の会社員をずっとやっていたので、依頼される担当者さんには、やりとりなどのスムーズさをお褒めいただくことも多いです。
Q.現在までで一番印象に残っている案件はどんなものですか?(主に注力分野の案件)
大学の先輩の顧問先で依頼していただき、先輩から「やってみて欲しい」と紹介していただきました。
顧問先からいただいた案件としては初めてだったので、とても緊張していたことを覚えています。
この案件は結局、最高裁までいき、私も力の限りを尽くしましたが、裁判には負けたしまったんです。
先輩にも「よく頑張ってくれた。」と言っていただきましたが、裁判の中で企業と労働者の法的立場は対等ではなく、企業側が圧倒的に不利であるということを実感しました。
Q上記の案件での教訓はありますか? (今日まで生かしていること、スタイルを確立したきっかけまで)
今の私のスタイルの特徴としては、
①裁判で戦う弁護士であること。
②弱者保護を肌で実感したからこそ、企業側に適切なアドバイスができること。
この2点です。
また、企業法務には基本2種類あります。
①予防法務:これは問題が起きないように予防するものです。例えば、契約書の確認、ビジネススキームのチェックなどがります。いわゆる法律のアドバイスをすることです。
②臨床法務:これは、問題が起こってしまった後の対応するものです。例えば、従業員から訴えられた、契約先からお金振り込まれないなどです。解決の選択肢が限られる場合が多く、難しい案件になることが多いです。
企業法務を生業にしている弁護士だと、ほとんどが予防法務に特化する傾向があります。裁判で勝てないケースが多いですからね。
私の場合は、最初の地上げの裁判をきっかけに、多くの裁判に携わってきました。
この経験は他の弁護士にはない点かと考えています、なので、予防法務はもちろんのこと、臨床法務でもお力になれると思います。
Q.他の弁護士よりもどのようなところに強みを持っているか?
一つは、バックグラウンドとしての経験値の多様性があると思います。
それは弁護士になる前もそうですし、弁護士になってからも弁護士として関与してきた紛争や問題の多様性というところもあると思います。
また、企業様相手の時は、事業マインドを共有しつつ経営的視点も踏まえて物事を考えられるのも強みです。
サラリーマン時代は、それこそ企業の一員として弁護士に意見を求めたりする機会もありました。
なので、法律的にはこうなるけれど現場ではそうはいかないよねという事情も、他の弁護士よりは理解していると自負しています。
Q.今までお客様に言われたことで1番嬉しかったことはなんですか?
企業法務の案件で裁判でも戦える弁護士だねと言ってもらえたのは嬉しかったです。
企業法務の分野では予防的な業務が中心となることも多いので、弁護士でも裁判実務にまで携わらないことも多いのではと思います。
他には、『書いてある書面が好き。』と言ってもらった時ですかね。
書面作成はお客様のニーズを正しく理解できていないと難しいのもあるのですが、専門的、技術的な職人技の要素も満たしている必要があるので褒めていただけると弁護士冥利につきるなと思います。
Q.休日はどのように過ごされていますか?
30年以上は、週末は波乗りに行くことをルーティンとしていたんですが、コロナ禍をきっかけとして、そこに向き合う環境も大きく変わりました。自分自身の向き合い方も変化しました。
最近では、自宅で過ごすことが多くなりましたが、20年以上取組んでいなかったゴルフに最近では再び取り組んでいます。