温かいご意見を糧に、使命感をもって弁護士業務に取り組む

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弁護士

Q.開業をされたきっかけはなんですか

もともとは妻とともに京都弁護士会に所属していたのですが、妻の出産を受け、お互いの親族がいない京都で子育てをしながら仕事を続けていくことに限界を感じ、妻の出身地である大分県の弁護士会に登録替をしました。

平成14年の1月のことです。当時は、業界として、独立開業して当然、という雰囲気があったので、悩むことなく、妻と一緒に事務所を開設することとしました。

Q.弁護士を目指したきっかけはなんですか

他の先生のようにすごく強い動機があったわけではなく、司法試験の勉強は思いの外、苦ではありませんでした。

弁護士の働き方に憧れがあり法律を知れば知るほど、これしかないと感じました。

実際に仕事をしてみると、人が前向きに変化する瞬間にご一緒ができるという部分にやりがいを感じるので、自分に合っている職業だったのだろうと考えています。

Q.依頼者から相談を受けるときに意識をしていることや、大切にしていることはありますか

自分の目の前にいる依頼者には、その方固有のストーリーがある、ということを意識しています。そのため、お話を伺う際には常に等身大の自分で話を聞くことを心がけています。無理に笑顔を作ったりしても、依頼者も気付きますからね。

また、依頼者にも満足していただけるサービスを提供するために、「依頼者」のストーリーをお聞きすることを心がけています。聞いた気にならず、知った気にならず、という姿勢で臨んでいます。

私はこの4月で弁護士25年目となり、それなりに多数の相談を受けてきました。しかし、似たような紛争でも、1つとして同じ相貌になる事件はありません。傾聴の姿勢を崩さず、今後も仕事にあたっていきます。

Q.お客様にどういう事務所だと言われることが多いですか

「話を丁寧に聞いてくれる事務所」「丁寧に説明してくれる事務所」という風に言われることが多いです。お世辞でも褒められると嬉しいですよね。

また、「井田先生でなければ、こういう解決にならなかった」と言っていただけることも多く、嬉しく思っています。

Q.現在までで一番印象に残っている案件はどんなものですか

他社の知的財産権を侵害しているとして訴えられた依頼者の訴訟代理人となり侵害ではない、という結論を導くことができた案件です。

この件は個人事業主さんが作っている商品名が知的財産権の侵害であるとして、突然訴状が届き、事業主さんは非常に困っておりました。

事業主は業務に追われている状態で、裁判に時間を割くことができないとご相談いただきました。

私が提案したのは、無駄に争うよりも、事業主の今の業務に支障が出ないようにサポートすることを決めて、相手の訴えを取り下げていただくことができました。

自分自身が小規模事業主だからこそ、どうすれば依頼人を満足させることができるかをとても考える案件でした。

Q.他の弁護士よりもどのようなところに強みを持っているか?

主に、労働問題においての専門性の高さだと思います。実は、私は社会保険労務士登録もしているんです。

これまで、労働者側の代理人として労働紛争に関わることもありました。しかし、社会保険労務士としても、事業者の方と継続的に関わるようになり、事業者としての悩みどころも分かるようになりました。

私の場合は、労使紛争の場合に双方の立場から紛争を俯瞰することができます。どちらかの立場のみに立つ弁護士が多い中で、両方からの視点を持つことで、紛争予防の観点から、より具体的な助言をすることが可能と考えています。

また、私は消費者被害事件・相談にも携わっており、消費者側の視点から事業者を見ることもできます。その点も、紛争予防の観点から具体的な助言が可能です。

大分市でも取り組みが認められ、内閣府特命担当大臣の消費者支援功労者表彰を受けることができました。

Q.今までお客様に言われたことで1番嬉しかったことはなんですか

私以外の弁護士だったら(裁判に)負けていた、と言われたことですね。

使命感をもって弁護士業務に取り組むことができるのも、こういった温かいご意見をいただけるからかもしれません。

Q.休日は何をしていますか?

趣味は読書と将棋です。

考えるという点が共通項で、自分に合った趣味です。

休日の過ごし方としては、最近、1ヶ月に1回は大分県内の温泉に行くことにしています。

地域ごとに泉質が違い、その日の気分や天候に応じて違う温泉を選択するのが楽しみになりました。

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