弁護士という仕事を通じて地元を良くしていきたい

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  • 〒892-0815 鹿児島県鹿児島市易居町1-34 リミビル 4階
弁護士

Q 弁護士を目指されたきっかけを教えてください

もともとは自分が住んでいる地域を良くしたいという思いがあったからです。

地元茅ヶ崎市には海などの観光資源もありましたが、うまく活かせていない気がして。もう少し住みよい街を作りたいと思って、茅ヶ崎市長を目指せればと思い政治学科に入りました。

ただ、いきなり政治家へのルートは辿れないので、いろいろな社会経験を積んでからと思って勉強していたところ、弁護士が一番市民や地元企業に近いところで活躍できるかなと思い、弁護士を目指すことにしました。

現在は、在野から鹿児島を良くしたいという気持ちが強くなりましたので、政治の道は考えていません。


Q どのような分野に注力していますか?

弊所は損害保険会社の顧問をさせていただいていますので、交通事故を初めとした損保会社関連の事案の研鑽は怠らないようにしています。あとは相続分野の取り扱いも多いですね。

交通事故の方は運転支援システムが進化していますので、20年くらいかけて徐々に減っていく分野だと思っています。ただ、保険会社や一般のクライアント様から初めに声がかかるファーストチョイスになり続ければ、弊所の受任件数自体は減り方が緩やかだろうと考えています。

一方で、その間に別途業務の柱となる分野を確立しておきたいと思っています。具体的には、相続や労働の分野は現在も取扱いが多くまたこれから事件数も増えていくと考えられますし、離婚や破産も事件数は安定していると思います。また、企業様との顧問契約のお付き合いも増やしていければと思っています。私も法律の知識の習得はもちろんですが、いち経営者として他の経営者と一緒に経営も勉強していますので、経営者の皆様の良き伴走者として事業の発展を後押しできればと思います。


Q 依頼者から相談を受けるときに意識をしていることや、大切にしていることはありますか?

大切にしているのは、あまり難しい言葉を使わず、わかりやすい言葉で話すことです。難しいことを難しい言葉で話すのは簡単です。難しいことを平易な言葉にして説明するのが専門家の役割と思います。

あとは、相談者・依頼者の方が抱えている問題を見つけるためには、いろいろお話しを窺わなければならないので、話しやすい雰囲気を作ったり、大切な話を引き出すために聞き取り方を工夫したりするようにしています。

できる限りたくさん話していただいた中から、問題点を取捨選択して抽出することが大切だと思っています。

そして、専門家としてこの事案の落としどころというか着地点を見定めたうえで、依頼者の要望に寄り添いながら、できることとできないこと、やるべきことと止めるべきことなどを可能な限り丁寧にご説明するよう心がけています。

相談者・依頼者の方が弁護士に求めているのは、自分に迎合してもらうことや耳障りのいいことだけを言ってもらうことではなく、プロとして責任を持った判断や意見だと考えていますので、イエスかノーか、どのようにしたらノーをイエスに近付けられるのか、そういう考えを常に忘れないようにしていきたいです。


Q 現在までで一番印象に残っている案件はどんなものですか?

夫側からのDVを理由とした離婚事件です。私の依頼者は夫側で、確かに妻に対して一度暴力を振るってしまったことは認めていました。ですが、それまで奥様から精神的DVを受け続けていて、限界を迎えた末で手が出てしまったものでした。長期間にわたって精神的DVを受け続けていたことを丁寧に立証し、直接的な離婚事由は夫側のDVであるものの慰謝料ゼロという判決をもらったことがあります。

あとは、障害の認定が届かないという交通事故の案件でも、ドクターのところにしっかり通ってお話しを聞き、医学的な話をしながら訴訟をした結果、適切な後遺障害の内容を前提とする和解案をもらったという事例もありました。

また、企業の債権回収では、他の弁護士が回収困難と判断して諦めた事案でも、不動産の権利関係を丁寧に読み解き、動産執行や不動産執行を複数回組み合わせ、最終的に関係者に支払ってもらう和解により全額回収した事案もありました。

このように丁寧に話を聞いたり、情報を精査したりすれば、一見依頼者が諦めないといけないように見える事案でも、適切な判断や結果を得られるケースは十分あります。そういう案件はやはり印象深いですね。


Q みずほ法律事務所の強みはなんですか?

弊所の存在意義は、依頼者の皆様がみずみずしい気持ちで実り豊かな社会生活を送るお手伝いをすることと考えています。

そのための行動指針は、どんなときも正々堂々力の限り戦うこと、全人格をかけて依頼者の良き伴走者となることです。

これらを日常業務に落とし込むならば、迅速に、正確に、誠実に仕事をすることだと考えていいます。

その中で、依頼者の皆様からいただくお声で一番多いのは「速い」ということです。弊所も「圧倒的な迅速さはそれ自体が誠実さでもある」と考えていますので、迅速さを評価していただけていることは、弊所としても嬉しいですし、自信になります。


Q 休日はどのように過ごされていますか?

弁護士会の野球部に所属していて、年に3回の大会に参加しています。

コロナで中断していますが、大学のOBチームとして川内川市民レガッタにも参加していました。

コロナが流行してからはスポーツ等のイベントが少なくなってしまったので、休みの日は子どもと公園で遊んだりするのがメインです。地域のあいご会が主催する日曜早朝城山登山は、親子で皆勤賞をもらいました。


Q 今後取り組んでいきたい分野などはありますか?

分野というよりは、以前から地域が良くなるような仕事をしたいと思っているので、仕事を通じて鹿児島、ひいては日本の発展に貢献していきたいです。

地域が良くなるためには、そこで働く人や、そこで事業を営む会社が元気でいなければなりません。

皆様にみずみずしい気持ちで実り豊かな社会生活を送っていただきたいという思い。あくまでも主役は相談者・依頼者の皆様です。それぞれの人生ですから。

そのために、私たちは法律論に留まらず全人格をかけてアドバイス・サポートをする良き伴走者となれるよう、研鑽を積んでいきたいと考えています。

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