「依頼者さま自身でも気づけないことを気づけた。」そのきっかけを作るーー
- 〒803-0815 福岡県北九州市小倉北区原町1丁目4−24 三代ビル 4階
Q.開業をされたキッカケはなんですか?
三代弁護士に誘って頂いたのが、きっかけで、事務所を承継したというのが正しいですね。
元々、三代先生は私の祖父と個人的に親しくしていて、人としても弁護士としても尊敬できる方だったので入所いたしました。
三代先生は弁護士歴が50年を超える大ベテランで昔から色々なことを教えていただいていたのですが、近くで仕事をさせていただくことで、より自分の弁護士としての知見が広がりました。
Q.弁護士を目指したきっかけはなんですか?
元々、弁護士を目指すつもりはほとんどなかったんですが、エクスターンシップ先の大阪の法律事務所で弁護士業務を目の当たりにして、実際に困っている人を見て助けになりたいと思ったからです。
その事務所で、私は海外旅行でトラブルに巻き込まれた方を弁護するシーンを見ました(海外旅行の事件は昔の事件であり、その時の事件ではありません)。
その際、被害者の不安そうな顔が、弁護士と30分ほど話した後に安堵した顔に変化していく様子をみて、弁護士を仕事にしたいと思いました。
Q.依頼者から相談を受けるときに意識をしていることや、大切にしていることはありますか?
会話の回数を増やすこと、打ち合わせの場を多く設けることを意識しています。
これは修習先の大先輩の弁護士に言われたことが印象に残っているんですが、刑事事件での面会記録を渡されて、「永野くん、弁護士の仕事はこれだよ。」と言われたんですね。
私も弁護士になった後に、漠然と依頼人の話をたくさん聞くということを意識して業務をしていました。そこで分かったことがありました。
何度も打ち合わせをして、信頼して頂けていると思っていた依頼者から打ち合わせの2回目、3回目で裁判で重要なことを話していただけることがよくあったんです。
要するに、依頼人からの情報をどれだけ得られるかが大切なのだと、その時気づきました。依頼人にとってはそこまで重要じゃないと考えていることでも、裁判の勝ち負けに関わることがあるんですよ。
これをエクスターンシップ先の大先輩は言っていたんだと、ようやく理解できましたね。笑
ですので、最近はWEB会議も多いですが、依頼人と話をする回数、頻度をとにかく意識しています。
Q.お客様にどういう事務所だと言われることが多いですか?
『打ち合わせの回数が多いですね』とはよく言われます(笑)
お客様自身も私と何度も話をすることによって、状況を整理できるようになってきます。
打ち合わせの回数が多いから良いということではありませんが、お話をきちんと聞くことで、適切な弁護ができると考えております。
Q.現在までで一番印象に残っている案件はどんなものですか?
弁護士として仕事を始めたときの交通事故の案件が印象深いです。
この依頼人の方は交通事故被害者で、事故後もずっと腕が痛いにも関わらず、後遺障害の診断が病院からされなかったのです。
慰謝料も非常に安価で困り果てているという状態で来所されました。
実際にお会いして話を聞いてみると、痛みが酷そうなので別の病院で受診していただいたところ骨折していることが判明しました。
依頼人もまさか病院が骨折に気がつかないということは考えていなかったので、『先生と会って直接話せてよかった。』というお話を頂いてとても嬉しく思いました。
実際にお会いしてちゃんと話を聞くことの重要性をより感じた事件でした。
Q.他の弁護士よりもどのようなところに強みを持っているか?
とにかく会う、話しを聞くということです。
基本的には来所してもらうのですが、もし来られないのであれば会いに行くこともあります。
事件としては交通事故の案件はもちろんですが、
どんな事件であっても依頼者が気持ちよく話せる環境で、
鍵となる情報を引き出せるかどうかが重要だと考えております。
Q.今までお客様に言われたことで1番嬉しかったことはなんですか?
『先生と話して、自分でも気づけないことを気づけた。』と言っていただけたことです。
依頼人が新しい発見をしたり、依頼人自身と向き合っていただいた結果だと思いますが、
そこに少しのきっかけを作ることができたは弁護士冥利に尽きます。
Q.趣味や休日のどのように過ごされていますか?
インターネットで色々なことを調べたり、最近だとyoutubeはよく見ますね。
僕自身、人の話を聞くのが好きなので、どういう考えを持っているのかというのを確認しています。
発信している人から学ぶことによって新しい考え方に触れたりするのは、今でも面白いです。
最後に事務所選びに悩んでいる人へ一言お願い致します。
やっぱり話をしてみて、性格的に合うと思った人に頼むのが、いいと思います。
会って話してみて、自分の話をちゃんと理解してくれているのか、
ということを依頼者が判断して欲しいです。
ぜひ、お困りごとがございましたら、一度弊所でお話をお伺いさせていただき、
『合いそうだな。』と思っていただけたら嬉しいです。